モウリーニョローマによる新シーズンの準備をする一方で、フリードキンズはフィエンガ社長に今後3年間の予算管理を依頼しました。2020年6月30日の連結決算で2億4百万ユーロの損失を計上したローマですが、COVIDの影響もあり、2024年までにさらに3億ユーロを損失が予想されます。ローマはこの夏のメルカート資金に5000万ユーロを準備していると噂されていますが、これを豪快に使えないのは、この資金には年俸予算が含まれていないために、買うためにはまず余剰戦力の年俸を減らす必要があるとのことです。その中で、移籍第一号となるのが、GKルイ・パトリシオ(ウォルヴァーハンプトン)です。パトリシオはモウリーニョがリクエストした選手の一人で、本日プライベート機でチャンピーノ空港に到着、メディカルチェックが予定されています。彼はボーナス込み1150万ユーロの移籍金で、この移籍が決まった背景には数日前にパウ・ロペスのマルセイユ移籍(レンタル)が成立したからです。
減税措置に悩むペドロ
似た理由で現在移籍先を探しているのがペドロ・ロドリゲスで、昨シーズン、ベテランの経験を生かしてローマに貢献をした選手ですが、クラブは戦術面、34歳になるという年齢面、そして新戦力のための年俸確保の為に、今回のサマートレーニング直前で招集を見送りました。ペドロは成長法令(外国人雇用促進の為の税制優遇措置)でローマにやってきました。2年以上イタリア国外で生活していた人物を雇用する際に減税が適用されるというものなのですが、この枠が2年縛りなので、この夏ローマとペドロはセリエAで新たな移籍先を探すことになります。無根拠ですがフィオレンティーナ行きそうですね。
クリスタンテ、夏休みに入ります
最後にアッズーリに参加したクリスタンテについて触れましょう。かつてデ・ロッシがローマを去る時、記者会見で「ローマにはローマ人よりももっと多くのクリスタンテが必要だ」と話しましたが、彼はどんな瞬間も全力でトレーニングに打ち込み準備を怠りません。
クリスタンテ「控えの選手にとって準備することが最も難しい。でもぼくたちは例え1分でも、10分でも、90分であろうとも、常にベストを尽くすことを示した。ぼくたちの強みは全員が常に準備出来ていたことなんだ。それが最後に違いを生んだと思う」
あなたは昨シーズン、ローマでセンターバックでしたね。モウリーニョの下ではどこでプレーするのでしょうか?
クリスタンテ「全てのポジションはちょっとずつやってきたよ(笑)監督が何を選択するかは様子を見てみよう」
決勝戦を観返しましたか?
クリスタンテ「祝賀会のためにあまり観ていない。観ていないけど、チームの強さは26人全員が100%の力を発揮したことだとは思う。これから休暇だからね、娘たちとうんと楽しむとするよ」
スピナッツォーラが怪我をした瞬間、彼のそばにいたあなたの姿は実に印象的でした。
クリスタンテ「近くで彼が苦しみ泣くのを見た。ぼくがそばにいたのは自然な行為だったよ。でもレオは強い男だ。もっと強くなって戻ってくるさ」
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