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混迷のローマ:ペトラーキはトリゴリアを去るか?

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上白石萌音って純朴なオーラがだだ漏れし過ぎているじゃないですか。もしかしてその純朴さゆえにパンツとか履かないのかもしれませんねー、ということを梅雨入りしたかしていまいか、些か不明なこの東京で思案する如月の横顔は、まさに名作を閃かんとする昭和の文豪のようであり、また単なるHENTAIのようでもあった。
というよりも、この地上のどこかで思念上の上白石萌音はパンツを失い、ローマはスポーツディレクターを失わんとしている。つまり、トリゴリアのハリウッドザコシショウで馴染みのジャンルカ・ペトラーキは、就任から1年たたずに首都を去るかもしれないのだ。

このニュースは、2日前にローマ系各紙が一斉に報じて広まった。クラブ身売りの失敗と、コロナによる減益から、選手売却路線へのシフトを考えているパロッタ会長と、スポーツクラブとしての戦力維持を望むペトラーキの間で、この夏のメルカートプランに大きな相違が生じたのである。先日ローマ速報でも紹介したが、ペトラーキは選手の維持を表明している。しかし、これはパロッタ会長の思惑とは異なるものだった。2人の関係は一気にこじれた。同時期に会長は、公式サイトで、フォンセカ監督の就任1周年を祝ったが、その謝辞の中に最も重要な1人、ペトラーキの名前はなかった。
会長とディレクターの確執によるメルカートの懸念は表面化しつつある。チェルシーのペドロは、ローマ入りに前向きで、既にペトラーキが口頭で合意を取り付けた選手だが、パロッタ会長は獲得にゴーサインを出しておらず、この契約は宙に浮いた状態だ。
更に後任として、モルガン・デサンクティスの名前が浮上している。彼は現役引退後、マネージャーとしてチームを支えてきたが、スポーツディレクターの経験はなく、これが事実であれば、近い将来ローマは素人に現場を任せる事になる。ローマの人事部は最もストレスフルなポジションだ。彼はがら空きのゴールを孤独に守る事になるだろう。

ペトラーキの更迭がイエスマンに置き換える為の処置である事から、デサンクティスが就任した場合、売却路線にシフトするのは間違いない。ウンデル、ペッレグリーニ、ザニオーロ、クライフェルト、パウ・ロペス、誰かを現金化するはずだ。

そもそも、ローマには、人事に関与する人物が多すぎるという指摘もある。ペトラーキ、フィエンガ、そしてバルディーニ、複数のスポーツディレクター(風の人物)が独立して仕事をしている印象が強く、このチグハグさが、投じた金額に対して、アンビバレントな補給を続ける理由なのかもしれない。

コメント

  1. tacu より:

    いつもタイムリーなトピックをありがとうございます。
    実現すれば本当に終焉の始まりですね。
    獲得も育成も売却のために行われ、売却は財政維持の為に行われるわけですか。

    バロッタは経営者として極めてまともなのでしょうが、ローマが社会的な役割の大きなサッカークラブという業種でなければ、とっくに事業を畳まれているのだろうなと感じます。

    • 如月/kisaragi 如月/kisaragi より:

      tacuさん
      このコロナ渦なので、どこかのクラブが道理の通らないことをやり始めても不思議ではないですが、せめてローマだけはファンが胸を張れるクラブであって欲しいです。
      耐えてくれというならば耐える用意は誰しもあるはずですが、いまのローマは突然忍耐を強要するようなことろがあって、それは少なからずファンを動揺指せると思っています。

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