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モウリーニョ監督「リーダーとはレストランでアラカルトを選ぶようなもの」

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すでにバカンスを終えた――のかは不明ですが、ポルトガルに帰国後、南アフリカへ旅行に行き、すでにロンドンの自宅に戻っているジョゼ・モウリーニョ監督は、英国のテレビ局のインタビューに答えました。直近のビジネス系インタビュー(リンクは記事最下部)でリーダーシップについて語っていたので、今回も自身の仕事にフォーカスした内容となっています。


サッカーへの情熱

モウリーニョ監督「ずっとサッカーの世界にいたいね。それが私の性分なのさ。つまりだな、私がサッカーを愛していないのであれば、成し遂げるべきことを果たしたら引退して、残りはサッカー以外の人生を楽しみながらトロフィーを眺めて暮らすだろうね。でもサッカーが好きであれば止めることはできない。サッカーを愛している人たちは自分が年老いたなんて感じないのさ。いつまでも若く、初期衝動は最後まで続く。だからこそこの競技へのモチベーションが私のDNAの一部だと言えるのだ」

ポルトガル、イングランド、イタリア、スペインでのタイトル制覇

モウリーニョ監督「この4か国では、就任して早い段階でタイトルを獲得した。逆に、3年も4年も5年もそこにいる必要はなかったから、早いスパンで各リーグで結果を出せたとも言えるだろう。就任数シーズンの間にチームを理解しようしたからこその結果だと思っている。その間、自分の考えを実践しながら、現地の文化、サッカーに対する現地の感覚、アプローチを尊重して把握に努めた」

リーダーシップについて

モウリーニョ監督「リーダシップとは、人が付いてくるという意味だ。そして、人がついてくる方法とは、その人から信頼を得るしかない。信頼とはすなわち、共感性と誠実さであり、それが備わっていれば人はついてくる。私自身に置き換えれば、リーダーとは、選手たちを失望させないとう意味になる。彼らの為にいつも側にいることで信頼してもらわなければならない。モチベーションの上げ方はひとつではなく、人によって必要なアプローチは変わってくる。だから重要なのは、相手のすべてを知り、さらにその中の本質を知ることだ。それはレストランでアラカルトを選ぶのに似ている。メニューを見て、適切なものを選ぶ。だがね、私は正直天性のリーダーとは言い難かった。実際に私は若いころ、かなり物静かなリーダーだったのさ。しかし、監督をする以上はその性格では務まらない。この仕事では、常に人前に出て、メディアを通じてコミュニケーションを取る必要があるんだ」

トレーニング方法

モウリーニョ監督「この20年でサッカーは大きく変化した。トレーニングのやり方などは、試合を分析する新しいツールがたくさんある。スタジアムに設置した戦術カメラを通じて、試合を様々な角度から分析することが可能だ。そして、現在ではあらゆる分野の専門家が私の周りにいて、仕事を分担することができる。少し前ならば、アスレチックトレーナーしかいなかったが、現在ではリカバリートレーナー、個人トレーナー、怪我予防トレーナーがいる。おお、なんてことだ!(笑)しかし、彼らによって、私たちの仕事は信じられないくらい高い次元まで引き上げられたんだ。今は様々な立場、考えの人たちと付き合わなければならない。以前よりはるかに多くの情報が流れてくる。だから私の仕事では、それらを取捨選択する必要がある。すべての情報を選手に与えていてはダメということだ」

<了>

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