スポンサーリンク

セリエA第10節:ウディネーゼ(A)

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

Udinese Calcio Wednesday, 30. October 2019 AS Roma
0:4
goals
0 : 1 Nicolò Zaniolo 14. / left-footed shot  (Aleksandar Kolarov)
0 : 2 Chris Smalling 51. / right-footed shot
0 : 3 Justin Kluivert 54. / right-footed shot  (Javier Pastore)
0 : 4 Aleksandar Kolarov 66. / penalty

プレーできる守備的ミッドフィルダーがいない現状で、資質に対して危うい守備を繰り返すCBジャンルカ・マンチーニをなんとなく充ててみたら、これが大ハマリしてフォンセカのサッカーを変えそうな勢いです。これは、かつてストライカー不在の緊急事態から生まれたゼロトップのような怪我の功名。4バック(と言うより2センターの方が判りやすい)時にボランチのマンチーニが下りて3センターになり、右サイドバックが前に出ていくという約束事がより明確になった試合だった。

前半13分に、サミルのクリアミスからザニオーロの2戦連続弾で先制するも、32分にファシオが退場となってしまう。しかし、このマンチーニの抜き差しだけで数的優位を作り出したローマは、折り返した51分にコーナーのこぼれ球をスモーリングが押し込み追加点を得ると、その3分後には自陣からの流れるようなカウンターが発動。中央をドリブルするパストーレは、右でフリーのザニオーロを囮にして、自分と交差して左に流れるクライフェルトに、イマジネーションとテクニックの輝くスルーパスを出した。これをクライフェルトが切り返して加点に成功。最後はコラロフのリゴーレによる4点目で、勝ちを確信したフォンセカ監督は、チェティンを中盤で実地テスト、ペロッティ、フロレンツィを調整投入の余裕のカードを切って危なげなく勝利した。今夜のローマは叫ぶだけが勇気の出し方じゃないと知っていた。

ナポリをまくったローマはこれで4位浮上。次節の結果次第で3位も見えている。つまり今が正念場ということ。ぼくらつまらん夜はもうやめた!

それにしてもウディネーゼは2戦で11失点と危険な状態。7節のフィオレンティーナ戦でキエーザを殺し続けたブラジリアンディフェンダー、サミルがザニオーロに対してタフに立ち振る舞えずに、派手なミスを連発したのは残念でした。サミルがタスクをこなして、その裏をエコングが補完する最終ライン横の関係からデ・パウルの攻撃が始まるウディネーゼは、この日殆んどなにもできないままに試合を終えた。

パロッタ会長はご満悦で早速チームに労いのツイート。

DAZNのフォンセカ

──今季最高のローマを見ました。

フォンセカ監督「私たちは多くの決定機を作ったね。ファシオが退場した後も選手たちは上手くやったと思う」

──チームのリアクションは気に入りましたか?

フォンセカ監督「当然だ。私たちは全員で戦った。10人になった後もプレーを止めずに3点を奪った。もっとできるはずだ」

──レッドカードはあったのでしょうか?

フォンセカ監督「話したくない」

──今夜のターニングポイイントはどこでしたか?

フォンセカ監督「うちの子たちは素晴らしいキャラクターを持っているんだ。10人になって全員が守備の重要性を確認していたが、同時に攻撃で相手に脅威を与えることもできた。普通一人退場者が出たら守備的になるものさ。でもそうではなかったし、さらに得点するチャンスもあった」

──パストーレはどうでしょう?

フォンセカ監督「良いプレーをした。フィジカルコンディションも良いんだ。自信を取り戻して、高いクオリティを見せた」

──マンチーニの中盤は機能しています。

フォンセカ監督「それは私にとっても驚きだったね。本当によく頑張ってるよ。ナポリ戦はファシオを欠くので、マンチーニを前で使うか、後ろで使うか、まずはそこから考えよう」

──フロレンツィが途中出場でしたが・・・

フォンセカ監督「ベンチスタートは私の選択だ。しかし、彼がキャプテンであり、優れた選手であることには変わりはない。単に戦術的な理由さ」

──どのポジションが彼の適正なのでしょうか?

フォンセカ監督「フロレンツィは複数のポジションをこなせるよ。右ウイングだけでなく左でも問題ないね」

コメント

  1. モッシュ より:

    ファシオの出場停止が取り消されない場合、チェティンが大一番でCBに入るんでしょうかね。(選択肢はそれしかなさそうですが)

    不調のさなかのウディネ相手とは言え、マンチーニとチェティンがちょいちょいポジションを柔軟に入れ替える作戦は機能していたので、ナポリ相手でもやってくれそうな気もします。

    希望を持てる幸せを、ひさしぶりに味わってますw

    • 如月(ローマ速報) より:

      モッシュさん
      最終ラインのマンチーニが、パスの受け手を狙ってスッと前に出てくるのは非常に気持ち良かったですね。ああいうハメていく戦いができる素質がローマにあるのだと知りました。次も楽しみですね!今日の勝利を意味あるものにするかは自分次第ですね。

  2. タカニカ より:

    選手それぞれの個性が引き立ってましたね。
    クライファートのゴールとその前のカウンターは完全に息の根を止めていました。
    オカカ7番だったんだ。

    • 如月/kisaragi 如月/kisaragi より:

      タカニカさん
      オカカなぜか7番ですw
      仰るとおり、個の力と戦術の絶妙なバランスを感じることができましたね。
      後は故障者が戻ってきたときにどう融合するかでしょう。

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました