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【今日だけ暫定首位】セリエA第4節 ローマ対モンツァ(H)

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AS Roma Tuesday, 30. August 2022 AC Monza
3:0
goals
1 : 0 Paulo Dybala 18.  (Tammy Abraham)
2 : 0 Paulo Dybala 32.
3 : 0 Ibañez 61. / header  (Lorenzo Pellegrini)

またしても満員御礼となったスタディオ・オリンピコ。前節ユヴェントス戦でザニオーロ不在によるビルドアップ停滞の影響が露呈したローマは、左のアウトサイドをベテランの経験値でしかプレーできていないスピナッツォーラに代えて、よりアジリティの高いザレウスキを起用した。また前節疲労の見て取れたカルスドルプに代えてチェリクをスターターに据えた。


primo tempo
序盤はなかなかボールを持つことができないローマ。ラインを細かく上げ下げするモンツァの守備に度々エイブラハムが取り残され、フィニッシュまでが遠かったものの、17分にホームチームの強さを見せつける。
ザレウスキが自陣深くから大きく蹴りだしたボールをエイブラハムが頭で擦らすと、抜け出したディバラがDF2枚を引き連れて独走。ドリブルをしながら、うまくボールを置きなおしてミドルシュートを決めた。これまで、こういったシュートを難なく決めてしまう厄介な『敵』が、今はローマのユニフォームを着ている不思議な感覚を覚えるデビュー弾だった。

24分には、ザレウスキとのパス交換でエイブラハムが裏抜けするローマの得意な形でゴールに迫るもこれはシュートまで行けず。しかし、追加点はすぐにやってきた。

32分、マティッチのロングフィードに対して、反転して相手のマークを剥がしたエイブラハムが抜け出して、そのままGKとの1対1でシュートを打つ。これは惜しくも弾かれたが、そのリフレクションを逆サイドから詰めてきたディバラがスライディングで押し込んだ。これでディバラはドッピエッタ、そしてセリエA通算100ゴール達成。

secondo tempo
いよいよディバラがシュート、ファイナルパスと気持ちよくプレーし始めると、呼応するようにエイブラハムも良さを見せ始め、モンツァはほとんどノーチャンスになってしまう。そして、60分には、CKからイバニェスの芝を叩くヘディングで追加点。5分後にモウリーニョ監督は、ザレウスキ、ディバラを休ませて、事実上ここで試合終了宣言となった。

モンツァは戦術的アイデアこそ皆無だが、それでもステファノ・センシ、ペターニャ、カプラーリと名前だけなら全く戦えないわけではない。なのに交代で入ったセリエA初体験のパトリック・チウラ、カルヴァーリョが躍動しているのは、サッカークラブで働く自分としては、サッカーの難しさというか、少し考えさせられるものがあった。それはさておき、守備陣にあらゆるギミックにすべて釣られる酷さがあったのも事実。ここは冬を待たずにセリエA経験者を補強すべきだろう。

またこの試合ではベロッティがデビューして、あわやゴールという惜しいシーンも創出した。ローマの一員として、オリンピコの雰囲気を体験したいと話していたベロッティだったが、勝利の後に流れる『Grazie ROMA』を満喫してくれたなら嬉しい。ようこそ首都のクラブへ。

最後に、この勝利でローマは勝点10となり、今日現在暫定でセリエA首位となったことを余談程度に付け加えておこう。いつもへまばかりなぼくたちだってまだ楽しめる。Sempre Forza ROMA!

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