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【パジェッレ&レビュー】ローマ 1-0 ユヴェントス

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・Rui Patricio 7.0

彼らしいシュートストップでなんとかクリーンシートを守り抜いた。ゴールポストは友達。

・Mancini 7.5

文句なしのMOM。約2年ぶりのゴールは値千金の決勝弾となったが、常にZalewskiを前に押し上げ、攻撃的な姿勢を見せ続けたことが実った瞬間だった。シーズン後半戦明らかに前半戦よりも高いポジションで戦えているのは良い傾向か。

“白と黒による最初の攻撃で、Alex Sandroにフィジカルの差を見せつけ、すぐに事態を収拾させた。直後彼がフィールドに倒れ交代危機もあったが、何とか立ち上がり、この試合のスターとして帰還した。勝ち点3に値する素晴らしいミドルを決め、Curuva Sudの下へと走り、そしてM Keanを退場に追い込んだ。Mancini Shot!!” (by Il Romanista)

“子供の頃、または10代の頃、公園でボール遊びをしながら、誰しもあのようなゴールを夢見た筈だ。夢は見ても理解ができるものでは無い、一生に一度のゴール。そしてロスタイムにはKeanを退場に追い込み、Vlahovicも完封した。” (by Leggo)

・Smalling 7.0

ゴール前に門番として立ちはだかり何度もシュートコースを消した。敵ゴール前でも高さを見せるシーンがあり、あわや得点という場面も生まれた。

・Ibanez 7.0

Mancini程のインパクトは残せなかったものの、彼も同様に最前線のラインを上げる下支えと、その為の上下動を繰り返した功労者。試合後6針縫ったみたいですが無事そうで何より。

・Zalewski 5.5

前節よりは数段マシだったがあまり前線での存在感は示せなかった、またあわや失点の場面は少しRabiotへの注意が散漫だった。ただManciniのサポートを受け彼がKosticとA.Sandroに注意を向けられていたからこそ、あのような試合展開になったとも甘々だといえるか。

・Cristante 6.5

やはりMaticとのペアの方がやりやすそう。

Matic 7.0

中盤の中でも特にアタッキングサードでの存在感を示した。彼がいるだけですべての局面でワンテンポ落ち着きを取り戻せるのが本当にありがたい。彼とMourinhoのコンビはJuventusキラー。

・Spinazzola 6.5

ここ最近の好調が一過性のものでないことを示した。彼単独で縦方向へ突破できる場面が増えてきていて、やっと本調子に戻ってきたのだなという感想。少しずつでも使い続けてよかった。

Pellegrini 6.5

風邪の症状があったという事だったので心配していたが、前節と比べて大分コンディションが回復していた印象。得点機会にも絡んでいたので、このまま順調に回復してくれればと思う。

・Wijnaldum 6.0

前節から1列前に上がったことで中盤のバランスは良くなったように感じる。エリア内で惜しい場面もあったので今後に期待。

・Dybala 6.0

古巣との対戦で得点しても喜ばないとは言っていたものの、しっかりと勝利は喜んでくれていた。シュートは流石の振り抜きだったが、今節はいつものような大活躍とは行かなかったがELに向けての早期交代も出来たので御の字。

・Karsdorp 6.5

積極的にボールを狙い前に出る姿勢がとても好印象だった。この調子ならばスターター復帰も近いのでは。

・Bove 6.0

この重要な一戦にしっかりと戦力としての交代枠で使われている感がある。本人も自信を付けているようなので嬉しい限り。

・Abraham 6.0

試合中Manciniからも指摘されていた通り、相変わらず伸長を使った競り合い以外の守備が下手に感じるが、勝利後の喜びポーズが可愛かったので良しとします。

・Belotti 6.0

一応彼からしても因縁の相手になるが、余りプレー時間は得られなかった。個人的にはAbrahamとの2Topはもっと見てみたいのだが、あまり実現は無さそう。

・Mourinho 6.0

好調の相手との難しい試合の中で細い勝ち筋を掴んだように感じる。初披露のゼロトップシステムは今後はあまり使われる気はしないが、こういった大胆さ含めてよくやり遂げてくれたという想いが強い。

総評

Mourinho自らが試合後に述べていた通り、この試合に勝ったからと言って前節の敗戦を私自身も受け入れてはいない。ただ前節は前節、この試合は勝たなくてはいけなかったし、何よりもJuventusに勝てたことは素直に喜びたい。

今節Romaはゼロトップ…と言ってもSpalletti時代のゼロトップやGuardiolaによる偽9番とはまるで異なり、正味ゴールに迫るビジョンのない、単にFWがいないだけのゼロトップにより、中盤を増員する作戦を取った。具体的には完全に敵の3CBとの争いを色々な意味で諦め、前線からのプレッシングも競り合いもせず、敵の3-5-2の中盤以降に対して数的有利から試合を有利に進めることが目的であったと思われる。
正直に言ってしまうと、中盤でもどこでボールを奪うかという明確なポイントもなく、「奪える所で奪う」のような状況だったように見えたが、これは敵の3CBの中核であるBremerがビルドアップ面で特別秀でているといった訳ではなく、両脇の2人も下手に前に出過ぎた場合はDybala1人に反転される恐れがあり、大分コンサバに陣形を引いてくれたからこそ成立していたところがあり、実際に後半Bonucciが投入されたことにより、最後方からの組立てにピボットが生まれたことにより崩壊した面が大きい。
加えてDi Mariaのポジショニング次第で、中盤のマークのズレを生み出される場面もあったが、なんとか人数差で持ちこたえることが出来た。厳密にはゴールポストに助けられた場面も多かった為、内容で勝っていたとは口が裂けても言えないが、大事なのは結果である。

とにかくRomaの3CBの両脇が高い位置を取り両WBを前に押出し続けることが出来たのが、中盤での数的有利を生み、敵3CBの進行を防いでいたので、彼らの頑張りが勝利に繋がったのは間違いないが、これはチーム全体の勝利と言える。

取り合えず次はミッドウィークのEL Best 16ホームのOlimpicoの圧で何とか勝利を掴みたい。
Forza Roma!


採点者:くわしん

小学生の頃にバティストゥータに憧れ、丁度その時ローマに中田がやって来た為にローマに触れる機会が多くなりロマニスタに。好きな現役選手はDiawara。思い出の試合は2012年にオリンピコで観戦したコッパ・イタリア決勝でのラツィオへの敗戦。大学時代にF1のコースエンジニアを目指してイタリアに留学。イタリアにおける高卒認定相当の資格を持っている。好きな選手のタイプは稲場愛香みたいなタイプ。

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