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【パジェッレ】セリエA第19節:ローマ1-1サンプドリア

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AS Roma Wednesday, 22. December 2021 Sampdoria
1:1
goals
1 : 0 Eldor Shomurodov 72. / right-footed shot
1 : 1 Manolo Gabbiadini 80. / left-footed shot

・Rui Patricio 6.0

2度もポストを叩かれていることを踏まえると1失点自体は納得の内容・結果か。無失点に抑えられていたらヒーローと言った試合だったので、ヒーローにはなれず及第点という感じ。

・Mancini 6.0

前線への持ち上がりなど良い場面もあったが、全体を通して持て余す時間も少なからずあり、守備のフェーズでも今節はKarsdorpやVeretoutとかみ合わない場面も多かった。セットプレーからの失点だったので、試合の幕引きに向けて最後キャプテンシーを見せて欲しかった。

・Smalling 6.0

先制点へとつながったスライディングでのボール奪取と前線への展開は試合内でも随一の見どころであったが、肝心のエリア内でピンチに絡む場面もちらほら…。来年はちょいちょい休みながらぐらいで戦い抜けますかね…?

・Ibanez 5.5

失点は彼だけの責任ではないが今年最後の試合の最終局面で集中力が切れてしまったか。1年を通して大活躍であっただけに少し残念。

・Karsdorp 6.0

敵としてはサブ的な立ち位置の攻撃手段である左サイドから幾度か崩されそうになった場面もあり、今節に関してはVeretoutやManciniとの連携が上手く行かなかった節はある。それでも1試合を通してRomaの右サイドを常に敵に意識させる程度の攻撃性を持たせられたのは大きい。去年に続き今年も成長したのはめちゃ偉い。

・Veretout 6.0

何本か効果的なチャンスメイクはあったものの、試合を通してでいうとあまり満足にボールに触れずに途中交代となってしまった印象。求めすぎかもしれないが、中盤で彼があまりに単調だと前への展開が全体に単調になってしまうのがここ最近のRomaなので、更にもう一皮むけて欲しい。

・Cristante 6.0

今節も平常運転。相変わらず良く走り、淡々とボールを回収し、チームのリズムを整えていた。ただし前線にあがった時の積極性がこれまでと比べてもあまり感じられず、シュート打っても良いのでは?という場面も見受けられた。ゆっくりクリスマス休暇で休んで下さい。

“夕食時にあまり会話に参加しないで、黙々とテーブルを片付けてくれるような人。確かに彼は努力家だが、もっと目立ったって良い筈。” (by Leggo)

・Mkhitaryan 6.0

いつもに比べ比較的高い位置を取り時には3Topのような形になる瞬間もあったが、得点には結びつかなかった。監督との確執も過去にあった中で今年を戦い抜き、監督からの信頼も得たというのは普通に凄い事。新年からも宜しく頼みます。

・Vina 5.5

本来であれば敵の攻撃の軸であるCandreva に大きな仕事をさせなかったという点でもう少し評価したいのだが、Candreva 自身もさほど積極的ではない中であったので、もう少しRomaの左サイドで押し込めるような動きをして欲しかった。必要に応じて急遽補強された中で、よくここまで戦ってくれたなと言う印象。新年には強力なライバルが帰って来るので是非火花散らしてください。

・Zaniolo 6.0

やはり全体的に審判から嫌われているような印象は受ける。もう少しファール取ってもらっても不思議ではない感じ。何度か良い形でシュートを放ったがGKの真正面に飛んでしまったのが悔やまれる。ただシーズン序盤から徐々に、ただ確実に本来の調子を取り戻しそして成長している様に見えるので、来年からの大爆発に期待。

・Abraham 5.5

明らかにトップフォームでは無い中でボールを収め散らす努力をしていた。歯を食いしばって後半も出場しながらも、負傷交代で悔しがる姿が印象的で、怪我の状態がとても心配。新シーズンに現れた新しいチームの顔的な存在として、来年もキュートにチームを引っ張って欲しい。

・Afena-Gyan 5.5

ゴール前での冷静さが買われている彼が決めて欲しい場面で決められなかったのは悔やまれる。一生懸命さの伝わるプレーではあるものの若干無計画に走り回っている様にも見えるので、来年以降もニュースターとしてギャンギャン成長してください。

・Shomurodov 7.0

若干甘めの採点だけどこれ位許されるでしょう。今シーズン本人としても期待通りのシーズンとはいかなかったであろう中での待望の得点は、シュート自体の難しさもあり見ていて心打たれた。失点時にも若干絡んでいてもう少し強めに身体を当てて欲しい所ではあったが、全体としては彼が入ってから試合の無かれが良い方向に傾いたと思う。来年こそ沢山活躍してね!

“彼にとってはGenova Derbyで満を持して登場.。しっかりと得点を挙げ、前線では明らかに最も躍動していた選手となった。” (by Il Romanista)

・El Shaarawy 5.5

若干怪我開け感が否めなず、パス・シュート・ドリブルとどれをとっても本来の姿とは言えなかった。シーズン序盤はフォームを取り戻すのにも時間を要したが、来年はスタートからフルスロットルで走り抜いて頂きたい。

・Mourinho 5.5

流石に交代が遅すぎた感がある。失点に関してはピッチ内の選手の気の緩みも大きな要因な気がするので、余り責め立てるのも違う気はするが、そういったメンタリティーの部分から、このチームを叩き直して欲しい。個人的にはシーズン開幕から(控えの選手の一時期の起用法を除いて)全体的なアティチュードには極めて好感を持っているので、来年以降チームを本格的に再生してくれることを切に願うばかりです。

“本当のRomaはどっちなんだ?Bergamoで見せたあの豪快さか、今節で見た臆病で混乱した姿なのか?” (by Leggo)

総評

年内最終戦、それもホームに格下を迎える試合とあって、何としても勝ってクリスマスを迎えたいところであったがそれは叶わなかった。
Sampdoriaはこれまでの戦い方で言うと、比較的敵陣内でのプレーを好み縦にパスを通しながら、Candrevaを軸に攻撃を組み立ててくるものと想定していた、つまり前節のAtalantaに若干近い攻撃をしてくるものと考えていたのだが、それではAtalantaの二の舞だと敵将は考えたのかも知れない。
Romaはここ最近おきまりの3-1-4-2の形で試合を迎えるが、4-4-1-1や3-4-2-1のような形で中盤に4枚のフィルターを置きつつ比較的中央にしっかりと絞って守るSampdoria相手に、序盤は前線に有効なボール供給も出来ず前半の時間を無駄に過ごしてしまった感がある。1Top気味の敵に対してCristanteが対応しつつその後ろの更にCBという形になる時間が多く、結果的にRomaの中盤4枚が敵の中盤と相対した時に効果的なボールを前線に届けきれなかった場面が多く見受けられ、Pellegrini不在の中盤の味気無さは感じざるを得なかった。
試合が動き始めたのは67分ごろにEl ShaarawyとShomurodovを投入し3-4-1-2にしたタイミングで、これにより4vs4のマッチアップの中に中央のZanioloという選択肢とアイデアが生まれた形となる。Shomurodovの素晴らしいゴールで先制した瞬間から中盤以降に緩みが発生するいつものRomaで失点を許し同点と、なんとも苦い結果になってしまった。
様々なご意見があるかなとは思いますし、それもあくまでどちらかと言うとですが、私はAtalanta戦は引き分けでも良い分この試合はしっかり勝って欲しいと思ってしまうタイプで、落としてはならない勝ち点をしっかりと落とさずに安定して勝ち点を積み上げて欲しいタイプです。現状今のRomaは試合ごとの浮き沈みが激しく控えめに言って安定感はあまりないので(それはそれで見てて楽しいんですけどね)、来年以降はそういった部分を修正して、勝てるチームになって欲しいなと思っております。その為にはカウンターと言う比較的ゴールに繋がる精度・確率の高い攻撃以外にも、流れの中で保持しながら崩す事が求められてくるので、守備組織もままならない中ではありますが徐々に攻撃組織の構築にも監督には取り組んで欲しい所と思います。
それでは皆様本年も深夜・早朝の観戦お疲れ様でした。来年の素晴らしいシーズンを期待してメリークリスマス、そして良いお年を!


採点者:くわしん

小学生の頃にバティストゥータに憧れ、丁度その時ローマに中田がやって来た為にローマに触れる機会が多くなりロマニスタに。好きな現役選手はDiawara。思い出の試合は2012年にオリンピコで観戦したコッパ・イタリア決勝でのラツィオへの敗戦。大学時代にF1のコースエンジニアを目指してイタリアに留学。イタリアにおける高卒認定相当の資格を持っている。好きな選手のタイプは稲場愛香みたいなタイプ。

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