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【セリエA第23節】ローマ対ヴェローナ ※試合後のコメント有

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AS Roma Sunday, 19. February 2023 Hellas Verona
1:0
goals
1 : 0 Ola Solbakken 45.+1  (Leonardo Spinazzola)

試合前、ディバラとペッレグリーニのコンディションについて尋ねられたモウリーニョ監督はこう答えた。

「予防策も選択肢もない。なぜならひとりは負傷しており、もうひとりは負傷しかけている。むしろ強制的な選択肢と言えるだろう」

この言葉通り、ふたりとも招集から外れたが、その代わりにソルバッケンとボーヴェが先発に名を連ね、さらにはカルスドルプが3ヶ月ぶりに復帰したことは、ぼくたちロマニスタに大きな期待感を与えた。

試合は序盤から選手たちの気迫が形になって現れていた。カルスドルプ、そしてスピナッツォーラのプレーには、田舎のトラットリアで食事をするような郷愁を覚える安心感があった。15分にはエイブラハムが顔の打撲でベロッティと代わるアクシデントもあったが、長い出場時間を約束されたベロッティのプレーが逐一また良い。幾度も最終ラインを巧妙に抜け出し、彼を止めようとしたディフェンダーはユニフォームを引っ張り、破ることしかできなかった。

待望の先制は45分。
クリスタンテの縦パスをスピナッツォーラがバックヒールでフリックすると、裏に抜けたソルバッケンが深い角度からシュート。これがサイドネットを揺らした。今季なかなか崩しての得点が少ないローマだったが、主力不在の状況で値千金の美しいゴールは新加入選手から生まれた。

これまでならば、良い形で得点を重ねても徐々に後ろ体重の消極的なプレーになっていくが、今夜のローマはボールを持ち、攻撃をすることで時計の針を進めた。後半アディショナルタイムは全員でボールをキープして、タッチラインで時間を削り続ける。長い数分間の末、試合終了。観ている我々にもカロリーの高い、それゆえにとてつもなく価値と手ごたえを感じる勝利となった。これでローマは得失点差でミランをまくって再び3位に浮上。

試合後、モウリーニョ監督はピッチで選手たちと円陣を組みスピーチをした。その姿もまた熱い。監督は選手たちに何を話したのか?試合後のコメントをお届けしよう。


モウリーニョ監督「円陣で何を話したのか?『おめでとう』だよ。全員で勝利したと言った。今日いなかったのは怪我をしたダルボエ、ディバラ、エイブラハムだけだった。残った全員で勝利したんだ。全員だ、全員で大きな犠牲を払って戦ったんだ。今夜プレーしたうちの5.6人は数日前にオーストリアでプレーした。カルスドルプは数か月プレーをしていなかった。スピナッツォーラは怪我から復帰したばかりだった、ボーヴェは昨年人工芝でプレーした以来だ。ベロッティも長い間コンディションが上がらなかった。ソルバッケンはまだ学ぶことが多く、トップフォームではなかった。そしてエルシャーラウィは体力の限界で出場している。本当にすごいチームスピリットで戦ったんだ」

ベロッティは素晴らしいパフォーマンスを披露しました。

モウリーニョ監督「その通り。しかし、人々はチームを正しく評価していないし、このチームが受け取るべきものを与えていない。私はうちの子たちがしてくれたことに感謝している」

正しい評価をしていないとは、ロマニスタたちのことでしょうか?

モウリーニョ監督「オリンピコの完売とは何を意味するのか。ボデ戦のようなムードを作るならば良いが、今夜は選手が数回ミスをするだけでブーイングが起こった。いいか?みんな判っていないのだ。ローマの右サイドにはカフーもマイコンもいないことを。もしも私がファンならば、ボーヴェを支持するだろう。私がここに来た時、ボーヴェはセリエCのクラブに移籍する寸前だった。でも今では彼はローマの主力としてプレーしている。なのに誰も彼を助けない。私に称賛の言葉はいらない。それは選手たちにこそ必要なものだ。今夜は選手たちとクルヴァの一部とで勝利した。この発言は監督として不適当かもしれないが、私はうちの子たちを守らなければならない」


次は23日にELのザルツブルグ戦、そして29日にコッパイタリアで敗れたクレモネーゼと敵地で戦う。その次はユヴェントス、サッスオーロ、そしてラツィオと難敵が続くが、ここを勝たねば来季のチャンピオンズリーグは見えてこない。我々ロマニスタもモウリーニョ監督と彼のチームに続き、変わらぬ応援を続けたい。

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