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【インテル戦前日会見】パウロ・フォンセカ監督「無観客のスタジアムでも、ロマニスタの存在を感じている」

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いよいよ本日は運命のインテル戦。フォンセカ監督の前日会見をお伝えしたい。起用法、スタメン、インテル対策などいろいろな話題に言及しています。


ローマはコレクティヴ(集団)でプレーして、インテルは素晴らしい二人のストライカー(ラウタロ、ルカク)を軸にプレーするという全く異なるスタイルのチーム同士の対戦になります。このような試合に際して、どのように準備をしているのでしょうか?

フォンセカ監督「インテルには素晴らしい選手がいて、素晴らしい個のタレント性があるのは事実だ。しかし、私は彼らをそれだけとは思っていない。インテルはチームとしても素晴らしく、強力な集団的アイデンティティも持っている。彼らのプレースタイルを理解するのは簡単かもしれないが、それでも対策するのはとても難しい仕事だ。インテルは個人でもチームでも強い。私たちはそれら個別に焦点を当てて準備した」

レオ・スピナッツォーラは戻ってきますか?

フォンセカ監督「彼は故障から回復した。明日はスターターになる」

前節クロトーネ戦ではヴィジャールとクリスタンテが好調でしたが、明日はどちらがプレーしますか?

フォンセカ監督「誰をプレーさせるかは悩みの種だ(笑)ヴェレトゥ、ヴィジャール、クリスタンテのうち二人がプレーするだろう」

ディアワラはそのローテーションに入らないのでしょうか?

フォンセカ監督「彼はコンディションも良く、真面目にトレーニングに取り組み、フィットネスも上がっている。しかし、チャンスを待たなければならない。彼はプロフェッショナルで、プレー機会がなくても常に真剣に仕事に取り組んでいる」

あなたは常にインテルをスクデット候補だと話しています。しかし、明日ローマが勝った場合、そのレースにローマも参戦しますか?

フォンセカ監督「いつもと同じことを話すが、大切なのは明日の勝利だ。それが終わってから次の事を考える」

明日は試合前にコンテ監督にお礼の言葉を言いますか?(注:コンテは2019年にローマ入りを断りインテルに入った)

フォンセカ監督「確かに明日は会話をする機会はあるが、それについては話さないと思うよ(笑)」

ローマがビッグクラブに勝てないというデータを否定するためにインテルに勝利するにはどのような要素が不可欠と考えますか?

フォンセカ監督「ローマはこれまで細かいディテールで勝利してきた。明日もそうなるだろう。彼らは質の高いチームで、ミスが許されないことは容易に想像できるはずだ。私たちはタイトに守り、攻撃に必要なスペースを生み出す自信を持つ必要がある」

ミランテとパウどちらで始めますか?

フォンセカ監督「ミランテはトレーニングに戻っているが、痛みを感じていてまだコンディションが整わない。明日はパウがプレーする」

ミランテがアウトで第2GKは誰になりますか?

フォンセカ監督「フザトをレンタルバックした。明日は召集に入ってセカンドキーパーになる」

ビッグクラブに勝てないという統計に基づいて、選手たちのメンタルに焦点を当てた準備はしていますか?

フォンセカ監督「私たちはこの種の試合に対して、これまでと同様の準備をした。全員がモチベーションを高く持ち、自身と決意を持っている」

インテルにバックスペースを与えないことは重要なゲームプランでしょうか?

フォンセカ監督「間違いない。インテルは深さを出してプレーするチームだ。しかし、インテルだけでなく、多くのイタリアンクラブが同様に戦う。明日は彼らの縦を切ることが重要になる」

ローマはヨーロッパリーグとカンピオナートでチームを入れ替えてきました。この時期、そのローテーションの成果が目に見えてくると思いますか?また、それを踏まえてインテルと戦うには最適な時期でしょうか?

フォンセカ監督「チームは連勝していて、インテルと戦うには絶好のタイミングだと思う。私たちは自信を持っている。私たちは今後3か月で多くの試合に取り組む必要があり、ローテーションはその点からも重要だと感じている。そのおかげで、私たちは次の試合の為に物理的な準備を整えてこれたのだから」

このビッグマッチでスタジアムにファンがいないことをどう感じますか?

フォンセカ監督「このスペシャルマッチでロマニスタがいないことを寂しく感じる。スタジアムにティフォージがいることはとても重要だったと思うが、これだけ言わせて頂くと、私たちはロマニスタの声援と愛情を常に感じている。ここトリゴリアでも、ストリートでも、スタジアムに向かう途中でもね」

<了>

一方でインテルもコンテの前日会見がありました。

ジャーナリストの質問からローマがどのように認識されているのかを知る意味ではとても興味深い内容でした。インテルはシーズン前半に飛ばして後半から失速、ローマは逆に開幕で落として、後半から勝ち始めるチームと考えられていて、丁度この試合はその例年調子の入れ替わる頃です。
また、会見の中でインテルの経済危機についての質問もありました。どうやらローマだけでなく、インテルも深刻な経済危機に直面しているらしく、話は親会社によるクラブ売却の噂、給料の支払い問題などにも及んでいます。
今シーズンのインテルは現在リーグ2位ではあるものの、昨シーズンのセリエA最少失点で終えたソリッドな守備を失い、ここまで公式戦でクリーンシート5試合のみという内容。当然ロマニスタのみなさんは「いや、うちの方がクリーンシート少ないだろ」とお思いでしょうが、実はローマの無失点は今季8試合でインテルよりも多かったりします。体感して2試合くらいだと思っていたので以外ですね。フォンセカは内弁慶体質を、コンテはクラブの経済危機、エリクセンの放出に関する噂、などを上手くマネジメントしながら、守備面の整備をする必要があるでしょう。

ローマ前日会見についての個人的な感想ですが、いつもよりもフォンセカに気負ったものを感じず、割と笑顔と穏やかな雰囲気があったと思います。言い方を変えれば、達観してるようにも見えました。やれることはすべてやった。あとはピッチが答えを出すだろうという境地。インテル戦まであと12時間。ローマの価値を誰かに決めさせてはいけない。絶対に勝とう!


以下はロマ速インテル戦特集。フォンセカの過去2シーズンのビッグクラブとの対戦成績から分析する現在地、インテリスタを招いてのインテル研究、予想フォーメーションなど全3ページに及ぶ大型特集です。未読の方はぜひ。読んだ方も今一度前情報として復習してみてください。

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